高槻宗八鍼灸整骨院の佐藤です。
昨日は、日産自動車のカルロス・ゴーン元会長が逮捕されたという衝撃的なニュースがありましたね。
私は日産の車が好きで今も乗っていますが、企業の不祥事と製品そのものは切り分けて考えたいところです。とはいえ、ブランドへの影響は避けられないのも事実でしょう。さまざまな背景があるとは思いますが、「起きた事実」から学ぶ姿勢は大切ですね。
さて本題です。
昨日は 東洋医学の基本概念「気血水論」 について全体像をお伝えしました。
本日はその続きとして、
• 気(き)
• 血(けつ)
• 水(すい/津液)
それぞれの役割と働きを、より詳しく解説していきます。
ご自身の体調や不調と照らし合わせながら、ぜひ最後まで読んでみてください。
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気血水論とは?|東洋医学で考える身体の土台
東洋医学では、人の身体は
「気・血・水(津液)」
という3つの要素によって成り立ち、これらが全身を巡ることで生命活動が維持されていると考えます。
• 気:エネルギー
• 血:栄養
• 水:うるおい
この3つのどれが欠けても、健康は成り立ちません。
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「気」とは?|生命活動を支えるエネルギー
気の種類
人体の「気」には、次の2種類があります。
• 先天の気
生まれつき授かった生命エネルギー
→ 成長・発育・生殖に関与
• 後天の気
食事(=水穀の精微)と呼吸(=大気)から作られるエネルギー
先天の気は年齢とともに消耗しますが、
後天の気によって活性化され、消耗を抑えることができます。
この2つを合わせて「精」と呼ぶこともあります。
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気の流れと働き
水穀の精微と大気は肺で結合し「宗気」となり、次の2つに分かれます。
• 衛気(えき)
体表を守り、病邪(外からの悪影響)を防ぐ
• 営気(えいき)
臓腑や全身に栄養を届ける
気は経絡を通って全身を巡り、以下の働きを担います。
気の主な働き
1. 成長・発育を促し、五臓六腑を働かせる
2. 身体を温める
3. 血・水を巡らせ、漏れを防ぐ
4. 体表を守り、外邪の侵入を防ぐ
5. 水穀の精微を気や血に変える(気化作用)
※陰陽論では「気」は 陽 に分類されます。
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「血」とは?|全身に栄養を届ける存在
東洋医学でいう「血」は、
単なる血液だけでなく 栄養全体 を意味します。
血の生成
• 食事から得た水穀の精微
• 呼吸で得た大気
これらから作られた「宗気」が分かれ、
営気 → 血 へと転化します。
血は「営血」とも呼ばれ、全身を滋養します。
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血の働き
1. 各器官・組織をうるおし、栄養を与える
2. 気とともに精神活動の土台となり、意識を明瞭にする
血は「気」によって巡らされ、
漏れ出ないようコントロールされています。
※陰陽論では「血」は 陰 に分類されます。
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「水(津液)」とは?|身体をうるおす体液
水(津液)の正体
「水」とは、血液以外の体内の正常な水分・体液の総称です。
含まれるもの:
• リンパ液
• 唾液
• 涙
• 鼻水
• 汗
• 尿 など
血液の重要な構成要素でもあるため、
大量出血時には「水」も同時に失われます。
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水の循環と排出
水は、
• 肺
• 脾
• 三焦
の働きによって全身を巡り、
最終的に 腎 に集められます。
再利用されるものと不要なものに分けられ、
不要な水分は膀胱から尿として排出されます。
※水分代謝の主役は「腎」
※陰陽論では「水」は 陰
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水の働き
1. 臓腑や器官をうるおす
2. 関節をなめらかに動かす
3. 皮膚にうるおいを与える
4. 汗・涙・唾液などを作る
5. 脳・脊髄をうるおす
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よくある質問(FAQ)※まとめの前に配置
Q1. 気・血・水はどれが一番大事ですか?
A.
どれか一つではなく、3つのバランスが最も重要です。
一つが乱れると、他も連鎖的に崩れます。
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Q2. 気血水の乱れはどんな症状で分かりますか?
A.
疲労感・冷え・不眠・むくみ・だるさ・気力低下などは代表的なサインです。
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Q3. 鍼灸は気血水にどう作用しますか?
A.
経絡・ツボを刺激することで、気血水の巡りを整え、自然治癒力を高めます。
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まとめ|気血水を整えることが健康の第一歩
本日は、
東洋医学の基本概念「気血水論」 の
• 気
• 血
• 水(津液)
それぞれについて詳しく解説しました。
東洋医学では、
症状そのものより
気血水のどこが乱れているか
を重視します。
明日からは
「五臓六腑」と各器官の働き
について詳しく解説していきます。
さらに東洋医学的な身体の見方が深まりますので、ぜひ楽しみにしていてください。
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本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
また明日、元気にお会いしましょう。
Have a nice day!!
