高槻宗八鍼灸整骨院の佐藤です。
さて、前回は「パジャマ」についてお話しましたが、いかがでしたでしょうか?
今回は「アーシング」 について、改めて分かりやすくお話します。
「アーシングって何?」と思っている方は、ぜひ最後まで読んでください。
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結論:アーシングは“体に溜まった電気を抜く”というより、現代人の緊張をほどく「自然との接地習慣」
スマホ、パソコン、Wi-Fi、家電など、現代の生活は“電気を使う環境”が当たり前です。
そのため「電磁波が身体に悪いのでは?」と不安を感じる方も増えています。
ただ、ここで大切なポイントがあります。
• 現在の科学的な整理では、携帯電話やWi-Fiなどの電波(RF:非電離放射線)について、通常の環境で明確な健康被害が確立しているとは言い切れないという立場が主流です。世界保健機関(WHO)も、基地局・無線ネットワークについて「健康影響は予想されない」としつつ研究継続の姿勢を示しています。
• また、米国国立がん研究所(NCI)も、非電離放射線はDNAを直接傷つけるエネルギーではないことを説明しています。
つまり、「電磁波=ただちに病気の原因」と断定するのは慎重であるべきです。
そのうえで、私がアーシングをおすすめする理由はシンプルです。
アーシングは、理屈の押しつけではなく、
• 自然に触れる
• 呼吸が深くなる
• 身体の緊張がほどける
• 眠る前の“スイッチオフ”がしやすくなる
こうした “睡眠にとってプラスになりやすい行動設計” として取り入れやすいからです。
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アーシングとは?(定義をシンプルに)
アーシング(グラウンディング)とは、一般的には
• 裸足で土・芝生・砂に触れる
• 地面に座る/手をつく
• 専用のグッズ(マット等)を使う
など、地面(Earth)に身体を触れさせる習慣のことを指します。
近年は「睡眠」「ストレス」「疲労」などとの関連が研究されており、睡眠の指標が改善したとする報告もありますが、研究の数や規模には限りがあり、効果の確実性はまだ発展途上です。
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今日からできる“安全な”アーシングのやり方
アーシングは、やり方を間違えなければシンプルです。おすすめは次の3つです。
1)朝または夕方に、裸足で地面に触れる(5〜10分)
• 土/芝/砂の上に立つ、歩く
• 公園や庭など安全な場所で実施
• いきなり長時間ではなく、短時間から
2)地面に座って、手のひらを地面につける(3〜5分)
「裸足は抵抗がある」方でも取り入れやすい方法です。
3)夜の“スマホ時間”の代わりに、外気に触れて深呼吸
アーシングの“本質的メリット”は、寝る前の覚醒を下げていく導線を作れることです。
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注意点:やるなら「安全・衛生・継続しやすさ」を最優先
アーシングは健康法として語られがちですが、最低限ここは守ってください。
• 破片・虫・火傷(夏のアスファルト)・ケガに注意
• 皮膚トラブルがある方は無理に裸足で行わない
• 雷雨・悪天候の日は屋外で行わない
• “治る・治せる”のように過度な期待を乗せない(補助習慣として使う)
また、アーシンググッズ(マット等)は様々ありますが、購入する場合は安全基準・返品条件・レビューの質を確認し、過剰な広告表現には注意してください。睡眠改善の基本は、あくまで生活習慣の土台づくりです。
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よくある質問
Q1. アーシングは本当に睡眠に効果がありますか?
A. 改善を示す研究報告はありますが、まだ研究規模が大きいとは言えず、効果には個人差があります。
一方で、自然に触れてリラックスできる習慣は、睡眠にとってプラスに働きやすいです。
Q2. 電磁波は身体に悪いので対策した方がいいですか?
A. 通常の生活環境で明確な健康被害が確立しているとは言い切れない、という整理が主流です。
不安が強い方は、距離をとる・寝室に持ち込まないなど“ストレスを減らす工夫”として対策するのは現実的です。
Q3. どれくらいの頻度でやればいいですか?
A. まずは週2〜3回、5〜10分からで十分です。
大切なのは「継続しやすい形」で、睡眠前のルーティンに組み込むことです。
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まとめ:アーシングは“睡眠の土台”を整えるための、シンプルな習慣
今回は「アーシング」についてお話しました。
• 電磁波の健康影響は断定が難しく、過度に恐れすぎないことが重要
• アーシングは、自然に触れてリラックスする“習慣設計”として有用
• まずは安全第一で、短時間・継続しやすい形から
次回は、**「アーシングと睡眠の関係」**を、もう少し具体的にお話します。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
また次回元気にお会いしましょう。
