おはようございます。
高槻宗八鍼灸整骨院、妊活専門スタッフの原です。
今回は、
PCOS(多嚢胞性卵巣症候群)とメンタルヘルスの関係について、
最新の研究内容をもとに分かりやすくお話しします。
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PCOSは「卵巣」だけの問題ではありません
PCOSというと、
・排卵しにくい
・生理周期が乱れる
・痩せにくい
といった症状が注目されがちですが、
最近の研究では 「脳」と「腸」 が深く関係していることが分かってきています。
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PCOSと腸内環境の関係
研究では、
腸内の細菌叢(腸内フローラ)とPCOSが関連している
ことが示されています。
腸内環境が悪化すると、
・腸のバリア機能が低下
・リーキーガット(腸漏れ)が起こる
といった状態になり、
本来体内に入らない炎症物質が血液中に漏れ出してしまいます。
この炎症が、
脳やホルモンバランスに影響を与えると考えられています。
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視床下部の慢性炎症がカギ
PCOSの方では、
視床下部に慢性的な炎症が起きている可能性が指摘されています。
視床下部は、
・ホルモン分泌の司令塔
・自律神経の調整
・生殖機能のコントロール
を担う重要な場所です。
この部分に炎症があると、
脳が
「今は正常に生殖できる状態ではない」
と判断し、
排卵がうまく起こらなくなる可能性があります。
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胆汁酸が脳を守っている?
ここで重要なのが 胆汁酸 です。
胆汁酸は、
・一次胆汁酸:消化・吸収を助ける
・二次胆汁酸:腸内細菌によって作られる
という役割があります。
特に 二次胆汁酸 には、
・視床下部の炎症を抑える
・食欲を抑制する
といった働きがあることが分かっています。
視床下部には
TGR5 という二次胆汁酸の受容体が存在し、
ここが刺激されることで脳の炎症が抑えられると考えられています。
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腸内環境が乱れると何が起こるのか
腸内環境が悪化すると、
・二次胆汁酸が作られにくくなる
・視床下部の炎症が抑えられない
・ホルモン調整が乱れる
という流れが起こりやすくなります。
その結果、
PCOSに特徴的な
「排卵障害」「痩せにくさ」「気分の浮き沈み」
につながる可能性があるのです。
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PCOSとメンタルヘルスの関係
PCOSでは、
以下の神経伝達物質の変化も指摘されています。
・GABA(抑制系)
→ 不安や緊張の増加
・セロトニン
→ 抑うつ傾向
・グレリン低値
→ 摂食調節や気分への影響
つまり、
PCOSは「ホルモンの病気」というだけでなく、
メンタル面にも影響しやすい状態だといえます。
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PCOSは「脳・腸・ホルモン」の連動不全
まとめると、PCOSでは
・腸内環境の乱れ
・視床下部の炎症
・神経内分泌機能の乱れ(LH上昇など)
が連動し、
「排卵しにくい」
「気分が不安定」
「体重が落ちにくい」
といった症状につながっている可能性があります。
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身体を整えることが妊活の土台になる
PCOSのケアでは、
・ホルモン治療だけ
・排卵誘発だけ
に目が向きがちですが、
腸内環境
自律神経
脳の炎症
といった 身体の土台 を整える視点もとても大切です。
鍼灸では、
・血流を促す
・自律神経を整える
・内臓や腸の働きをサポートする
ことで、
妊娠しやすい身体づくりを目指します。
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ご予約については、下記のリンクよりご確認いただけます。
本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
