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不育症
 

・「妊娠検査薬の陽性反応は出るのになかなか妊娠が継続しない」

・「何度か続けて流産している原因は?」

・「不育症の人は何週で安心できるの?

・「不育症で流産になりやすいのは何週ですか?

・「なんとか妊娠を継続させる為に出来る事はあります?

こんなお悩みはありませんか?

これらは当院に来院される患者様の実際のお悩みです。

自然妊娠、不妊治療など様々な理由で着床、妊娠はするものの、安定期まで妊娠の継続ができなかったり、初期のうちに胎嚢の成長が止まってしまったりする。こういった状態が続くと医師から不育症の検査を勧められることが多いです。妊娠はするも、検診で「残念ながら・・・」と言われてしまう。

近年こういった流産、死産に悩んでいるご夫婦も多いんではないんでしょうか。不妊治療をしている事は友人には相談できても、流産・死産の経験を相談する事はほとんどありませんよね?

実際のところ、不育症になりやすい人はどんな人なのか?不育症と診断されたけど何週まで継続出来れば安心なのか?流産の原因は何なのか?ストレスが原因なのか。

 

このページでは、不育症の原因と病態、検査や治療法などについてお伝えさせて頂きます。

「妊娠を継続させたい」「自分は大丈夫なんだろうか?」「不妊治療していると稽留流産ってしやすいの?」「自分は妊娠は出来るけど出産は出来ないの」「稽留流産を経験していると障害児がまれやすいの産まれやすいの?」「不育症の人は妊娠出来ないの」

【不育症で悩んでいるという方には最後まで読んで欲しい内容が書かれています!

不育症の正しい知識を持って貰えれば嬉しいです。

不育症の定義

不育症」とは妊娠はするが流産や死産を繰り返し、出産ができない状態を言います。

一般的には原因に関わらず、流産を2回以上繰り返すと不育症といいますが、10週以降の流死産は一度でも経験している場合、次回以降の妊娠の流産リスクは高いという概念に含まれます。

2回以上の流産を経験している場合、反復流産といい頻度は約5%です。

3回以上の流産を経験している場合、習慣流産といい頻度は約1%です。

不育症の原因

「不育症」にもいくつかの原因があり、それらを説明していきます。

1.抗リン脂質抗体症候群(こうりんししつこうたいしょうこうぐん)

抗リン脂質抗体という自己抗体が多く、血栓症・流産・死産を起こす病気。10週以降の流死産や死産を一度でも経験している場合に可能性があるとされている。

2.子宮形態異常(しきゅうけいたいいじょう)

子宮奇形には先天性と後天性があり、特に先天性奇形である中隔子宮(子宮が壁によって2分してしまう)などがあると流産を起こしやすい。

3.夫婦染色体異常(ふうふせんしょくたいいじょう)

夫婦のどちらか、又はその両方に転座(染色体の異常配列)があると流産を起こしやすくなる。必ずしも流産を引き起こすという訳では無い。

4.血液凝固異常(けつえきぎょうこいじょう)

血栓性の素因により血液が固まりやすい状態も流産の原因になるとされています。

5.内分泌代謝異常(ないぶんぴつたいしゃいじょう)

甲状腺機能異常、糖尿病などが不育症の原因になることがある。

6.その他、原因不明

原因が不明の場合や、免疫異常によっても流産が引き起こされる場合があります。流産の頻度は15%と高く、原因不明の流産のうち、60~80%は偶発的な胎児側の染色体異常を繰り返している可能性がある。

 

1.抗リン脂質抗体症候群2.子宮形態異常(子宮奇形)夫婦染色体異常の3つを合わせて不育症の3大原因といわれます。

細かく分類するとプロテインS欠乏症などもありますが、ほとんどの場合が原因不明で65%を占め、3大原因を合わせても20%程です。

3大原因と胎児の染色体異常を繰り返す場合を合わせて4大原因という考え方もあります。

不育症の病態・治療法

ここでは不育症の原因となる主な病態と検査法・治療法をまとめています。

1.抗リン脂質抗体症候群

原発性・続発性全身性エリテマトーデスなどによって引き起こされます。それぞれの抗体の有無を調べます。治療法はアスピリンとヘパリンを併用して治療を行います。

2.子宮形態異常

子宮奇形(中隔子宮・双角子宮)や子宮腺筋症、子宮筋腫、アシャーマン症候群などが子宮形態異常となります。検査は主に超音波検査、子宮卵管造影、MRI、子宮鏡検査が行われ、特に3Dを用いた超音波検査が有効とされています。以前は積極的に手術療法を行っていましたが、必ずしも不育症を引き起こす訳では無く、手術後も継続率にあまり変化が見られない事が多く、形態異常があっても妊娠継続に繋がる場合もあるという事で様子を見る事が多くなりました。

3.夫婦染色体異常

均衡型相互転座やロバートソン転座がみられます。転座とは卵子または精子の染色体の異常配列によるものでGバンド法を用いて検査されますが、治療法はありません。事前の遺伝カウンセリングや着床前検査で異常のない受精卵を移植するという方法があります。ただし、着床前検査が有効であるかは今現在明確にはされていません。

4.血液凝固因子

第Ⅻ因子欠乏症、プロテインC・S欠乏症、アンチトロンビン欠損症、血小板凝集能亢進などがあります。それぞれの因子の活性具合や、抗原量を調べます。基本的にはアスピリンとヘパリンを併用した治療になります。

5.内分泌代謝異常

甲状腺機能異常(主に橋本病:甲状腺機能低下)や糖尿病によるものです。ホルモンの値や血糖値を調べます。甲状腺異常の場合はチラージンを用い、糖尿病は食事・運動療法や薬物療法を用います。

6.原因不明(主に胎児染色体異常の反復)

原因不明の場合、胎児側になんらかの遺伝子異常が見られる場合がほとんどです。遺伝カウンセリングや着床前検査によって異常がないかを調べます。

 

不育症の心得8選

  • 「初期の流産=不育症」ではない
  • まずは妊娠10週を目指す
  • ストレスで流産?
  • お灸で流産は防げる
  • 不育症は6割が原因不明
  • 積極的な夫婦生活を送る
  • 質の高い卵子は三ヶ月でできる
  • 一人で抱え込まない

「初期の流産=不育症」ではない

妊娠はしても流産が2回続くと医師からは不育症の検査を勧められます。不育症の定義としては2回以上の流産とありますが、2回続けて流産しても無事に妊娠を継続され元気なお子さんを出産された方はいます。夫婦共に機能的、身体的な異常が無いのであればさほど心配する必要はありません。初期の流産の理由のほとんどが夫婦、若しくは胎児の染色体異常によるものなので、まずは時間をかけて生活習慣・睡眠習慣を改善し良質な精子・卵子を育てる事で流産を回避できる可能性が上がります。

まずは妊娠10週を目指す

妊娠12週から15週以降を安定期といいます。この安定期というのは決して安全に出産出来るという意味の安定ではありません。子宮の中で、胎盤など、妊娠を継続する為に必要な器官がしっかり形成される時期を指します。そのため12週から15週と個人差があります。あくまで臨床経験上ですが、稽留流産やその他の流産(完全・不全)は10週以前に起こる事が多いです。反対に10週を越えると比較的、出産まで至る事が多いです。なのでまずは妊娠10週を目指して、ご自身でのセルフケアを試みて下さい。

ストレスで流産?

日々のストレスが初期の流産(化学・稽留流産)に直接的に影響を与えるというのは少ないです。ですが日々のストレスはホルモンに大きな影響を与えます。継続的なストレスや大きなストレスがかかる事でコルチゾールという抗ストレスホルモンが多量に分泌されます。このコルチゾールと同じ原料から作られるのが、女性なら卵巣、男性なら精巣以外で体の中で唯一性ホルモンに変わるホルモンDHEAです。つまりストレスを継続に感じていたり、大きなストレスがかかってしまうと性ホルモンが足りなくなり、着床時に必要なだけの子宮内膜の厚みが足りなくなります。特に男性の場合、精液の状態は採精時のストレス状況に大きく影響を受けるという事も分かっています。

お灸で流産は防げる

化学流産、稽留流産など、染色体異常による流産を除き、毎日のお灸で流産を防ぐことができます。女性のツボ、特に脾に関わるところにお灸を据える事で着床・妊娠を継続させる為の子宮内膜を適度な厚み柔らかさを作り上げます。特におすすめの場所は内くるぶしの上にある「三陰交」、足の小指の爪の外側にある「至陰」です。この至陰は逆子の灸としても用いられます。可能であれば腰や骨盤付近にもお灸もおすすめです。妊娠発覚後からでもやらないよりはマシですが、妊娠出来る体にするという意味では、最低でも3カ月は継続が必要です。

不育症は6割が原因不明

不育症にも様々な原因となる病気や症状がありますが、総合すると65.1%が原因不明です。特に原因不明の中でも可能性があるとされている胎児側の染色体異常ともなるとどうしようもありません。そういった流産が続けて起こる事も決して珍しい事では無いです。2回続けてしたから不育症なんだと悩まないで下さい。さらには着床前検査といって、胚移植を行う前に染色体異常などの異常がないかを調べる事も可能です。ただし、着床前検査は染色体などの異常があるかないかを調べるものであって着床率を上げる訳ではないので注意が必要です。

積極的な夫婦生活を送る

体外受精や顕微授精による胚移植を行っていると、極端に性交回数が減るカップルが多いです。タイミング療法の時は排卵日に合わせて何度も回数を重ねていたのに、人工授精以降のステップになると、良かれと思って回数を減らす方が多いのですが実はそういう時ほど性交を行うべきなんです。日常的な夫婦生活はホルモンの値だけでなく、着床率や、妊娠の維持に効果があります。毎日のように性交を行う必要は無いですが、極端に減らす必要は決してありません。むしろ積極的に行うべきです。

質の高い卵子は三ヶ月でできる

明確な原因を除く不育症の原因はその多くが、夫婦、もしくは胎児の染色体異常によるものです。卵子・精子の染色体異常は加齢による質の低下と生活習慣や環境による質の低下が考えられます。つまり生活習慣や睡眠習慣、睡眠環境を整えて体質を改善する事が出来れば卵子・精子を質のいいものに育て上げる事が可能です。加齢による質の低下でも同じことが言えます。健康のための三大原則である栄養・運動・睡眠を整える必要があります。それらを整えた生活を最低でも三ヶ月は続けて下さい。卵子の基になる原始細胞から卵子になるまで、およそ三カ月程度かかります。これは精子にも同じことが言えます。最低でも三ヶ月、可能で今後もしっかりと生活と整える様にしましょう。

一人で抱え込まない

不育症の疑いがあるという方は、特別な病気を除いて全員が、流産・死産経験者です。流産を一度でも経験すると、次回以降の妊娠時の期待度よりも不安が強くなってしまいます。それはだれしもが経験する事です。「また流れてしまうんではないだろうか」「不安の方が強くて素直に妊娠が喜べない」「私は子どもを授かることができるんだろうか」と考えるのは至極当然のことです。不安な気持や考えは素直にパートナーや不妊治療中なら先生に相談してください。言葉にすることが出来ないなら嘘だと思って紙に書き出してみて下さい。頭の中で考えていても不安は無くなりません。なので思い切って外に吐き出して下さい。不安に感じているのは自分だけじゃない。同じように悩んでいる人はたくさんいる。一人で抱え込まないでください。なかなか不安を吐き出せる相手がいない場合は、そういった集まりに参加するのもいいでしょう。

それでも不育症にお困りなら

妊活担当の原です。
人生のテーマは「歩妊活」

妊活鍼灸だけでなく、睡眠の観点からも妊活をサポートする日本でも数少ない妊活×睡眠の専門院、高槻宗八鍼灸整骨院があなたの妊活を終わらせます。

現在に至るまで妊活に悩んでいるご夫婦のサポートをさせて頂いています。自身も不妊治療の経験があり、妻に対し体外受精と鍼灸治療を併用し、双子を妊娠出産しました。妻の体質が改善されたからか、その2年後に第三子を自然妊娠しました。不妊治療、自然妊娠の両方を経験し、国家資格(鍼灸師)のみでは妊活に対しての知識や技術に限界があると思い、現在は不妊カウンセラー、ピアサポーターの認定資格取得のために受講中です。

当院の不妊鍼灸の治療の流れは、初回はカウンセリングにて不妊期間や病院での検査履歴などのお話を聴かせて頂き、現在に至るまでの不妊治療のステップや現状の把握をさせて頂きます。

次に舌や脈、腹部を診させていただき体の中の状態を把握します。

その後、妊娠に必要な体の状態、鍼灸をどういった目的で行うのかどの様な効果が期待できるのかを説明させていただきます。

そして妊活のゴールを決めていただき、その為に行う必要がある治療の流れ、治療頻度、必要な期間と費用について説明させていただきます。それらの説明に対してご納得いただいたうえで、次回の来院日を決めさせていただき不妊治療の開始という流れです。

不妊治療はいつから始めればいいの?とよく聞かれますが日に日に身体は変化していくので早ければ早い程良いです。カウンセリング以降、公式LINEで常にコミュニケーションをとれる状態にしていますので当院での治療に関しての事や、不妊治療で分からない事など、どんなに些細な事でもご相談ください。
妊活だけで無く、日常生活における注意点やセルフケアなど一人一人に合わせてアドバイス、指導させて頂いています。
~歩妊活~妊活を一緒に歩みます!

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